日本の自衛隊・防衛省・外務省はマレーシアで開催された災害救援演習に参加

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画像提供:外務省
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日本政府はASEAN地域における安全保障問題に関する各種支援・取り組みを実施しているが、近年ではASEAN地域フォーラム(ARF)を通した活動を主に実施している。このARFの活動の一環として、マレーシアのアロースターで5月25日から28日の日程で第4回ASEAN地域フォーラム災害救援実動演習(ARF-DiREx2015)が開催されていたが、日本政府からは外務省、防衛省・自衛隊及び国際協力機構(JICA)から約20名が参加したことを外務省は発表した。

今回の演習は、マレーシア・中国の共同で開催されており、アセアン地域以外からは、国際連合関連団体なども参加した。実際の演習では、マレーシア北部で巨大台風による甚大な被害が発生したと想定し、実動演習(FTX)・机上演習(TTX)・事後評価レビュー(AAR)が実施された。

実動演習の際には、日本政府の自衛隊およびJICAは、医療訓練に参加した。国際災害救援の際の医療活動、民軍間の連絡・調整などについて訓練し理解を深めた。また、国際災害救援における多国間調整・協力についても理解を深めた。

机上演習の際には、外務省・防衛省・自衛隊が参加した。活動の初期から完了・撤収に至るまでの国際災害救援活動における課題に対し、これまでの日本の国際緊急援助隊の活動等を踏まえ、他国の演習参加者と効果的な救援活動の方法について議論した。

日本の外務省は、今回の演習の成果を元に今後は更に効果的な国際災害救援活動を展開していく方針であることを明らかにしている。

【参加した国・団体】
・ARFメンバー(全27か国・地域)から21か国・地域
※ARF参加国(アメリカ合衆国、インド、フィリピン、カナダ、カンボジア、北朝鮮、韓国、シンガポール、スリランカ、モンゴル、ラオス、ブルネイ、タイ、中国、日本、ニュージーランド、パキスタン、パプアニューギニア、ミャンマー、バングラデシュ、東ティモール、ベトナム、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、ロシア、EU)
・ASEAN事務局
・ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター)
・国連人道問題調整事務所(UNOCHA)
・国連世界食糧計画(WFP)
・赤十字国際委員会(ICRC)
・国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)

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