小泉農相はトランプ政権がWTOルール違反でも日本はWTOルール順守で米輸入

スポンサーリンク




画像提供:農林水産省
このページの所要時間: 121

小泉農林水産大臣は、アメリカからの米輸入などに関して、トランプ政権はWTOルールを違反しているにも関わらず、日本はWTOルールを順守して米の輸入を行う方針であることが明らかになった。

7月29日に実施された小泉農林水産大臣の記者会見の際に、記者から「日米交渉で議論されたアメリカからのコメの輸入の拡大で、ミニマム・アクセス枠は最恵国待遇の原則が適用され、特定の国の輸入を意図的に増やすことはWTOの原則に違反すると他国から見られる可能性があります」との旨の質問が行われた。

この質問に小泉大臣は「MA米の輸入についてはこれまでもWTOルールのもとで実施しており、今後とも国際ルールを踏まえて対応していきたいと思います」との旨を回答した。

その後に記者から「需要に応じての輸入になるので、政府としてアメリカ産米の在庫を過度に抱えることにはならないと。あくまで需要に応じた分しか輸入はしないという理解でよろしいのでしょうか」との旨の質問が行われた。

この質問に小泉大臣は「需給状況等を勘案しつつという言葉を使っています。一方で今までもMA米の輸入の前倒し、そして中粒種を増やすと、こういった形での運用をやっております。そして、今このWTOのルールなどのお話もありました。こういった国際ルール、しっかりと遵守をした上で、できることはやっていきます」との旨を答えた。

なお、アメリカのトランプ政権では、一方的に自国の都合のみで関税を設定していることから、明らかにWTOルールを違反しているが、日本は愚直にもWTOルールを守る方針となっている。

スポンサーリンク


関連カテゴリ アセアン
関連タグ ,

アセアン関連ニュース