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日本政府はフィリピンのミンダナオ島において小学校の教室整備の支援を実施していたが、この整備が完了した事に伴い引き渡し式典を実施した事を発表した。
フィリピンのミンダナオ島マギンダナオ州パガルンガン町は、過去の紛争などの被害を受けており、地理的には湿地帯に位置するために雨期には洪水が多発していた。このような状況のために、小学校は洪水などの被害により老朽化しており、簡素な仮設教室で授業を行う学校が存在していた。そのため日本政府は3件の草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「ダタヤ小学校における校舎建設・改修計画」「バゴイゲッド小学校における教室整備計画」「サパカン小学校における教室整備計画」として、合計で約3,500万円の供与を実施する事を決定していた。
今回の支援では、ダタヤ小学校・バゴイゲッド小学校・サパカン小学校にそれぞれ1校舎6教室・生徒用机付き椅子・黒板・教員用机椅子などを供与した。支援が完了した事により、この地域の子供たちが学習に専念出来る環境が整備された。式典には、日本からは書記官が出席し、フィリピン側からはパガルンガン町関係者、ミンダナオ和平国際監視団団長、地域担当教育長などの関係者が出席した。