日本はフィリピンの職業訓練・上水供給・鉄道の改善支援

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画像提供:外務省
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日本政府は、フィリピンの職業訓練施設の整備・上水供給用機材の整備・鉄道事業サービスの質の改善支援を行うため、総額で約35億円の無償資金協力を実施する事を発表した。

職業訓練施設の再建・整備等によるミンダナオ和平定着・社会安定化支援は、無償資金協力「バンサモロ地域社会経済インフラ緊急整備計画」として、供与限度額18億円により実施される。この協力では、ミンダナオ地域においてマラウィ市人材開発センターの再建とその他2か所の職業訓練センターへの機材調達等を通じて、武装組織からの除隊兵士等が地域の産業ニーズに応じた技術的・職業的能力を身につけるための支援等を行うものである。

上水供給用機材の整備による安全な飲料水へのアクセス改善支援は、無償資金協力「経済社会開発計画」として、供与額5億6千万円により実施される。この協力では、日本で製造された井戸掘削機・地下水探査機等の上水供給用機材を供与することにより、今まで安全な水へアクセスできていなかった島嶼部等の約1万世帯の住民の飲料水へのアクセス改善を図るものである。

鉄道訓練機材の整備による鉄道事業サービスの質の改善支援は、無償資金協力「経済社会開発計画」として、供与額12億円により実施される。この協力では、日本で製造された鉄道シミュレーター等の鉄道訓練機材を供与することにより、年間約1,800人規模の人材の育成を図るものである。

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