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ミャンマーでは順調に経済発展しているが各種インフラの整備は遅れており、特に医療機関の整備が遅れている状況である。この様な状況のなか、1994年にシンガポールで設立されたAsian American Medical Groupが、ミャンマー国内の医療機関と共同でミャンマーにおいて国内初の肝臓医療センターを今年中に設置する予定であることを9月11日に発表している。
この発表によると、ミャンマーの施設へシンガポールから特別に医師が毎月数日間招かれ、手術を行う予定である。当初は基本的な手術のみを行うが、医療スタッフの技術が向上した後に、肝臓の移植手術も行う予定である。
ミャンマーでは高度な先進医療を受けるための施設があまりなく、特にB型肝炎・C型肝炎などの患者は国内で満足に治療を受けられないために、富裕層はシンガポールやタイなどの他国で治療を受けている現状がある。そのためAsian American Medical Groupは、肝臓医療に対するニーズがあると判断したため、ミャンマーにおいて肝臓医療センターを開設する見込みとなったと想定される。