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日本の農林水産省の林芳正大臣は日越農業協力対話に参加するためにベトナムに訪問しており、この際にベトナムの国家主席であるチュオン・タン・サン氏と会談を実施したことをベトナム政府は発表した。
この発表によると、ベトナムと日本との関係は2014年から「戦略的パートナーシップ」にアップグレードされたため、協力が進んでいる分野が農業・林業・漁業などの多岐にわたっており、これらの支援に対してチュオン国家主席から林芳正大臣へ感謝の意が示された。林芳正大臣からは、ベトナムへ投資する際の保護と、知的所有権の保護を強化することが要望された。また、日本はベトナムにリンゴを輸出することと、ベトナムから日本にマンゴーを輸入するプランがあることが説明された。両者は今後もベトナムと日本の農産業での協力を推進していく事で合意した。
日本では国内で消費されるマンゴーの3/4を輸入に頼っており、メキシコ産・フィリピン産・タイ産・台湾産が占めており、2014年における輸入総額は37億円であった。近年では、この日本の果物市場を狙ってフィリピン・インドネシアなどが激しい競争を実施しており、今後はベトナムもこの競争に参加してくる見込みである。
また、青森県産を中心とした日本のリンゴは海外でも高い評価を受けているため、高級品のリンゴが台湾などで1個500円程度で販売されている実績もある。そのため、日本政府もりんごの輸出を支援しており、ベトナムに対してもリンゴを輸出する計画が存在している。
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