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在ベトナム日本大使館は、日本政府が実施した無償資金協力により、ハナム省眼科病院に医療機材が引渡しされることを発表した。
大使館によると、この事業によって、同病院にレーザー治療装置を整備することで、これまで都心まで行って治療する必要があった住民の失明等の最悪の事態を地域で未然に防ぐことができるほか、携行できる自動屈折計を整備することにより、小・中学校での迅速な検診が可能となるとしている。
今回は、機材の引渡し式が開催されることとなった。日本の大使は、「本事業で供与した医療機材が、目の異常が発覚して病院を訪れる患者さんの重症化予防だけでなく、医師が小・中学校で効率的に検診を行い、児童の屈折異常を早期発見することで、未来を担う子どもたちが勉学に集中できる環境作りにも寄与することを期待しています」との旨を述べた。また、大使は、リエムチン中学校を訪問し、携行できる自動屈折計による検診の様子を見学した。
なお、日本政府は、2024年3月21日に、ベトナムのハナム省眼科病院に対して草の根・人間の安全保障無償資金協力『ハナム省眼科病院医療機材整備計画』として、10,081,830円の供与を決定している。