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日本の外務省は、ベトナム、アメリカ合衆国、イスラエル、インド、ウクライナ、オーストラリア、ドイツ、モザンビークの駐日外交団を対象として、スタディー・ツアー「危機のエネルギー」を11月7日から8日にかけて実施した。
このスタディー・ツアーは、福島復興支援の一環として、脱炭素社会に向けた先進的な取り組みや福島の現状を知ってもらおうと外務省が2016年から行ってきた事業である。今回のツアーは、福島県内のエネルギー関連施設の視察を行うものとなり、合計8か国(8名)の大使館が参加した。
参加した一団は、「勿来(なこそ)IGCC(Integrated coal Gasification Combined Cycle)パワー合同会社・勿来IGCC発電所の視察」「福島原子力発電所の視察」「福島水素エネルギー研究フィールドの視察」「地元関係者との交流会」「そうまIHIグリーンエネルギーセンターの視察」「産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所の視察」を実施した。一団は、視察などを通じて、ロシアによるウクライナ侵略によって生じたエネルギー危機を今後どのように乗り越えていくべきかについても、福島の取組みも踏まえつつ、議論を深める機会としていた。