中国が南シナ海で不正支配する岩礁に上陸し国旗を振る、フィリピン青年団体

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画像:青年団体のFACEBOOKページより
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フィリピンの青年団体「KALAYAAN ATIN」は、中国政府が不正に支配を進める南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)に上陸し、フィリピン国旗を掲げる事に成功した事を発表した。

この青年団体では、フィリピンの独立記念日に合わせて、中国政府がフィリピン政府の許可なく実効支配を進めるスカボロー礁へ上陸し、フィリピン国旗を掲げ中国政府への抗議を行う事を予定していた。15名のフィリピン人と1名のアメリカ人からなる青年団体の船がスカボロー礁へ向かったところ、12日の7:30頃に中国政府の沿岸警備隊が、青年団体の船への停止を要求し、スカボロー礁への上陸を約4時間にわたり妨害した。青年団体は妨害と警告に従わずに、スカボロー礁に泳いで到達するために5名が海に飛び込み、2名がたどり着くことが出来た。この2名はスカボロー礁でフィリピン国旗を振り、中国政府が不正に支配する事への抗議活動を成功させる事が出来た。

この団体によると、スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内であり、フィリピンの地元漁民が古くから漁業を行う場所であった。しかしながら、2012年頃から中国政府がフィリピン政府の同意なく実効支配を続けている。そのため青年団体では、今回の抗議活動を実施したが、今後もスカボロー礁はフィリピン人の物であると世界に訴えるためにも、同様の抗議活動を続けていく事を表明している。

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