このページの所要時間: 約 1分19秒
フィリピン空軍(PAF)は、米国太平洋空軍(PACAF)と『米比共同訓練(コープ・サンダー・フィリピン25-1)』を実施し、日本などの他国も参加したことを発表した。
フィリピン政府の発表によると、空軍の広報担当者は、「コープ・サンダー・フィリピン25-1は、フィリピンと米国の共同作戦準備態勢の強化と防衛関係の深化における重要なマイルストーンであり、フィリピン軍が現在進めている近代化と能力開発の取り組みに貢献するものです。今回の訓練は来るべき大規模な『バリカタン』演習の準備演習となるものでもあり、持続的な多国間協力と作戦シナジー強化のための強固な基礎を築きました。また、セッションでは、参加者が作戦結果を分析し、学んだ重要な教訓を共有し、今後の合同演習の戦略を練り直すための、演習後のレビューの役割を果たしました」との旨を述べている。
この訓練には、マレーシア、タイ、オーストラリア、日本、インドネシアの代表も参加した。フィリピン側で参加した者・部隊は、700人のPAF職員、FA-50PH戦闘機、A-29B 「スーパーツカノ」、S-76A、S-70i 「ブラックホーク」ヘリコプターなどとなる。
日本側の発表では、4月9日から12日にかけて、航空自衛隊が米比共同訓練にオブザーバーとして初めて参加し、米比軍共同の実動訓練を実地にて確認したとしている。また、現地にて、米空軍、フィリピン空軍、他のオブザーバー参加国等と各種ブリーフィングや意見交換を実施し、相互理解の促進及び信頼関係の醸成を図ったとしている。