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フィリピンで、初となるトランスジェンダーコンテスト「ミスインターナショナルクイーン(MISS INTERNATIONAL QUEEN)2025フィリピン大会」が開催され、新たなミスインターナショナルクイーンのフィリピン代表が選出された。
「MISS INTERNATIONAL QUEEN」とは、タイ王国のパタヤ市にあるTIFFANY’S SHOWが主催する、世界最大規模のトランス女性たちによるコンテストの世界大会となる。
フィリピンでは、今年から始めてこのイベントが開催された。会場は、SMモール・オブ・アジア・アリーナとなり、7月9日に実施され、数千人の観客が参加した。全国から集まった候補者は44人となり、Anne Patricia Lorenzo-Diazさんがフィリピン代表に選出された。この者は、フィリピン代表として、9月に開催される予定である「Miss International Queen 2025」世界大会に出場する予定である。主催者は、このイベントは、単なるコンテストを越えたものであり、LGBTQIA+問題の啓発とエイズ対策の推進をも目的しているとの旨を述べた。
なお、フィリピン政府では、LGBTQIA+に関連する人々やコミュニティへの支援を実施しており、副大統領府のマグネゴショ・タ・デー・プログラムでは、昨年10月時点で7,561人に対して資金提供や起業の支援を実施していると発表している。
また、日本では、フィリピン人のトランスジェンダー女性が、フィリピンではトランスジェンダー女性への迫害があるとして、日本で難民認定求めて会見を行うとともに、東京入管による難民不認定処分の取り消しを求めて国を提訴する事例が存在している。