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フィリピン政府は、マニラ首都圏のマカティ市で不法滞在(オーバーステイ)していたパキスタン国籍の42歳の者を逮捕したことを発表した。
フィリピン移民局(BI)によると、逮捕されたパキスタン国籍の容疑者は、コンビニエンスストアで、入国管理当局の要求に応じてパスポートを提示しなかったため逮捕された。この者を調査した結果、滞在期間を過ぎており、適切な書類を所持していなかったことが判明した。この者は、移民局の本部に移送される前に、憲法上の権利について説明を受け、拘禁命令が発令され、同日夜に移民局の施設に収容された。このパキスタン人は、国外追放される予定であり、最終的にはブラックリスト入りになる。なお、この作戦は匿名の告発者からの情報に基づいて開始された。
フィリピン移民局の長官は、「今回の作戦は、フィリピンの移民法に違反する外国人を追跡するという移民局の継続的な取り組みの一環であり、移民法を遵守せよというフェルディナンド・R・マルコス・ジュニア大統領の指示に沿ったものです。私たちは、国内滞在を不当に利用する者を監視し、逮捕します。私たちのチームは、迅速な行動を確実にするために、法執行機関と緊密に連携しています」との旨を述べた。
なお、日本国内では、共同通信などのメディアが、『在留資格がない外国人は犯罪者?』などとタイトルの記事などにて、在日クルド人コミュニティを調査した者などが、在留資格がない人を不法と扱う法制度や社会、不法滞在や不法移民という言葉が、日本に住む移民や難民に対する偏見や差別を助長しているのではないかとの見解を示す記事を配信している。