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日本政府とフィリピン政府は、岸田文雄内閣総理大臣とロドリゴ・ドゥテルテ大統領が、日・フィリピン首脳電話会談を11月17日に実施したことを発表した。
フィリピン政府の発表によると、ドゥテルテ大統領は岸田氏の再選に祝意を伝えるとともに、2016年8月に岸田首相が日本の外務大臣としてダバオを表敬訪問したことと、ドゥテルテ大統領が迎えた最初の外務大臣であったことを思い出したとの旨を伝えた。また、日本が「兄弟よりも近い友人」であることを伝え、フィリピンのコロナウイルス感染症のパンデミック対応と復興に向けた取り組みを支援したことに感謝を伝え、フィリピンの野心的なインフラ整備計画「Build, Build, Build」、ミンダナオ島の和平プロセスと草の根開発、イスラム教徒ミンダナオ州バンサモロ自治区の移行プロセスを支援してくれたことにも感謝の意を表した。
両者は、日比のパートナーシップと個人的な友好関係をさらに再確認するために、訪問し合うことに合意した。また、両者は、南シナ海問題、ミャンマー情勢、朝鮮半島、核不拡散を含む地域の発展と多国間の問題について意見を交換した。日・フィリピン外務・防衛閣僚会合(「2+2」)の立上げに関しては、検討を進めていくことで合意した。