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日本の国土交通省は、フィリピンの建築物の災害安全性向上に向けた技術協力を官民で推進するため、「フィリピンにおいて安全なコンクリートブロック造セミナー」を11月16日にフィリピンのケソン市のノボテル マニラアラネタセンターで開催したことを発表した。
フィリピンでは、戸建て住宅等に空洞コンクリートブロック(CHB)が広く使用されている。このCHBの大部分は簡便な設備で不十分な品質管理のもと製造された低強度のCHBであるが、CHB 造の強度確保に関する基準や検査体制等が十分には整備されていないため、現地CHB造の多くは脆弱で、地震や台風に対する安全性確保が課題となっている。
そのため、日本で長年CHB造技術の開発・普及を推進してきた北海道建築技術協会(HoBEA)が、国土交通省の支援事業を活用してフィリピンにおけるCHB造の安全性向上及び関連する日本企業の海外展開促進を目的とした調査・技術検討等に取り組んでいる。このHoBEAは、この取組を進めるにあたりフィリピン構造基準の作成主体であるフィリピン構造技術者協会(ASEP)の協力を得ており、今回はASEPの協力を得て「フィリピンにおいて安全なコンクリートブロック造セミナー」が開催されることとなった。
開催されたセミナーでは、日本側からは、日本におけるCHBの規格や構造基準、高品質なCHBの製造技術、CHB造の工法や建築事例等を紹介し、フィリピンの実情に即した安全かつ合理的なCHB造の改善工法を提案した。フィリピン側からは、ASEPがフィリピンでのCHB造に関する構造基準の現状、近年の地震被害、品質改善に向けた取組と課題等に関して発表が行われた。
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