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在フィリピン日本大使館は、フィリピンのレイテ州オルモック市において実施していた小学校の教室整備が完了したことにともない、引渡し式典を6月18日に実施したことを発表した。
フィリピンのレイテ州オルモック市にあるバゴンブハイ小学校は、2013年の台風ヨランダを始めとして度重なる災害によって教室に被害が発生するとともに、生徒数が増加しており、深刻な教室不足に陥っていた。この学校の自己資金により仮設教室が建設されたが、竹やベニヤ板の非常に簡素な作りで老朽化も進んでおり、生徒に適切な学習環境を提供することができていなかった。そのため日本政府は、この問題を解決するための支援を実施することを決定していた。
この支援は、草の根・人間の安全保障無償資金協力事業「レイテ州オルモック市バゴンブハイ小学校教室整備計画」として、2017年に同校に対して48,556米ドル(およそ530万円)を供与するかたちで実施された。今回の支援では、仮設教室を取り壊し、新たに1棟2教室の校舎と机・椅子などの備品を整備した。この支援が実施されたことにより、約400人のバゴンブハイ小学校の児童に対して安全で快適な学習環境が提供されることとなった。