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日本の総合商社である伊藤忠商事株式会社は、フィリピンで個人向け融資事業を開始する事を発表した。
この事業は、アコム株式会社と共同でフィリピンに設立した「ACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION」を通じて実施される。この企業は、資本金は5億ペソ(約12億円)となり、出資比率はアコム80%、伊藤忠商事20%となる。企業自体は、既に2017年7月27日に設立されていたが、事業を今年の7月から開始する事となった。
「ACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION」は、伊藤忠商事側のフィリピンでの会社運営ノウハウと、アコム側のがローン・クレジットカード事業・信用保証事業・海外金融事業で長年培った与信審査ノウハウ・債権管理ノウハウを組み合わせて、フィリピンにおけるファイナンスの新たなビジネスモデルに挑戦していく事となる。当面は、メトロマニラを中心とした事業展開を進めていくが、商圏エリアを順次拡大させていく予定である。
伊藤忠商事は、今後とも中間所得者層の拡大が予想されるインドネシアやタイなどのアジアを中心として、個人の資金需要に応える金融事業を展開していく方針である事を表明している。