日本の厚生労働省は、東部ニューギニアとパラオ諸島における戦没者の遺骨収集と、フィリピンと硫黄島での慰霊巡拝を実施する事を発表した。
東部ニューギニアでの戦没者遺骨収集は、2月14日から3月1日にかけて実施される。この収集には、一般社団法人の日本戦没者遺骨収集推進協会の19人と厚生労働省の職員3人の合計22人が派遣される。一行は14日に成田で結団式を実施した後に、翌日にパプアニューギニアの首都ポートモレスビーに到着する。その後は、パプアニューギニア国立博物館表敬訪問、マダン州・オロ州・モロベ州・アイタペ行政府などの政府機関への表敬訪問、遺骨受領、洗骨・遺骨整理、現地追悼式等を行う。
パラオ諸島での戦没者遺骨収集は、2月24日から3月8日にかけて実施される。この収集には、日本戦没者遺骨収集推進協会の14人と厚生労働省職員の1人の合計15人が派遣される。一行は、24日に結団式を実施した後に、翌日にグアムに到着する。その後は、在パラオ日本国大使館やパラオ共和国関係機関への表敬訪問を行い、遺骨収容・遺骨鑑定作業を行う。
フィリピンで慰霊巡拝は、2月16日から23日にかけて実施される。この巡礼には、遺族の50人と厚生労働省職員の6人の合計56人が参加する。一行は、16日に結団式を実施した後に、17日にマニラに到着する。その後は、クラーク・ミンダナオ・リザ-ル・ラグナ・ピナバカン・レイテ・アルベラ・マニラ・オロンガポ・ベンゲット・サンフェルナンド・ミンドロ・ルパンなどにおいて巡礼を行い、22日に比島戦没者の碑で合同追悼式を行う。
硫黄島での慰霊巡拝は、20日から21日にかけて実施される。この巡礼には、遺族の42人と厚生労働省職員の10人の合計52人が参加する。一行は、20日に結団式を実施した後に、21日に硫黄島に到着する。その後は、現地の硫黄島戦没者の碑の前で合同追悼式を実施し、同日中に帰国する。