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日本の安倍晋三内閣総理大臣とフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、日・フィリピン首脳会談を30日に首相官邸で実施した。この会談には、麻生太郎副総理兼財務大臣と河野太郎外務大臣なども同席した。
両者は、『マニラ首都圏及び地方部におけるインフラ開発』『エネルギー』『雇用の創出及び生活水準の向上』『ミンダナオ』『公共安全』『情報通信』『環境』『農業』『防災』の分野における協力を進めていく事に合意した。また、協議のための枠組として、『経済協力政策協議』分野別政策対話として『産業協力対話』『情報通信に関する協力委員会』『環境政策対話』『農業協力対話』『防災政策対話』を設けて定期的な会合を開催していく事にも同意した。
安倍総理大臣からは、日本政府はフィリピン政府に対して今後5年間で1兆円程度の貢献策を実施していく方針である事を説明し、この方針を具体化するために両国は協力を深化させていき両国間の強力な「戦略的パートナーシップ」を世界に示したい旨が述べられた。
ドゥテルテ大統領からは、日本政府からの長年にわたる支援に感謝の意が述べられるとともに、日本は友人としてミンダナオにも長く積極的に関与しており、日本とフィリピンとの協力関係は長い時の試練を経て磨かれたものであるとの旨が述べられた。