ドゥテルテ大統領が中東へ訪問、米・日・中以外との協力関係強化へ

スポンサーリンク




画像提供:フィリピン政府
このページの所要時間: 125

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、4月10日から一週間のスケジュールで中東のサウジアラビア・バーレーン・カタールへ訪問しており、産油国であり経済的に豊かな中東諸国との間における経済・防衛協力関係の構築を進めている。

フィリピンのマラカニアン大統領府の発表によると、今回のドゥテルテ大統領の中東への訪問は、フィリピン政府と中東地域との経済・防衛などの幅広い分野における関係強化を図るために実施されるものであり、訪問先では各政府の政府高官と企業等との会談を実施する予定である。ドゥテルテ大統領は、10日から12日にサウジアラビア、12日から14日にバーレン、14日から16日にカタールに訪問する。

大統領府の発表によると今回の中東地域への訪問は、「フィリピンへの経済投資の呼びかけ」「フィリピン労働者の保護」「ミンダナオ地域和平への協力呼びかけ」等を主な目的としている。フィリピンでは、家政婦等の労働者を世界各地に派遣しており、中東地域においても多くのフィリピン家政婦が従事しているが、この家政婦の人権が保護されていない場合があるため、この保護を呼び掛ける。また、フィリピン国内でイスラム教を信仰しているミンダナオ地域における和平と経済発展に関して、同じくイスラム教を信仰している中東諸国へ協力を呼び掛ける。

ドゥテルテ大統領は、大統領に就任した直後からアメリカ・日本・中国などの特定の国に頼らない全方位外交を行う事を宣言していた。そのため、従来から関係が深かったアメリカ・日本・中国以外の国との友好関係を強化する事を模索しており、今回は産油国であり経済的に豊かな中東地域への訪問が行われる事となった。

スポンサーリンク


関連カテゴリ フィリピン
関連タグ ,

フィリピン関連ニュース

フィリピン関連登録情報