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静岡県は、インドネシア人住民と地域の日本人住民を対象として、「多文化共生防災講座 in 磐田市」を12月22日に竜洋交流センターで開催することを発表した。
静岡県の見解では、外国人県民も災害知識を習得し、日本人被災者と同じ行動を取ることができれば、地域における「支援の担い手」として活躍することが期待できるとしている。そのため静岡県は、外国人県民の自助力と共助力の向上を図るため、外国人住民と地域の日本人住民が交流し、共に学ぶ「多文化共生防災講座」を開催することを決定した。
今回開催する「多文化共生防災講座」の主催は静岡県の多文化共生課・西部地域局、共催は磐田市と磐田国際交流協会、協力は浜松インドネシア友好協会となる。この講座では、『異文化交流会』と『防災講座』に分けられて行われ、やさしい日本語での説明の後にインドネシア語で逐次通訳が行われる。
予定しているプログラムは、『異文化交流会』では、インドネシアの生活・文化・イスラム教の紹介として「プレゼンテーション」「文化体験(挨拶の練習、楽器(アンクルン)演奏)」、日本文化紹介として「掛塚屋台囃子保存会による祭囃子の紹介・演奏」、交流として「インドネシアの食べ物を食べながら歓談」を行う。『防災講座』では、体験として「起震車による地震体験」「ARを利用した災害疑似体験」、座学・ワークとして「地震の基礎知識」「地震が起きたときの行動、避難生活」「日頃の備え、クイズ等」を行う。