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在インドネシア日本国大使館は、日本政府が実施した中部ジャワ州ボヨラリ県のイスラム総合病院への医療機材の整備が完了したことにより、引渡し式を開催したことを発表した。
今回実施された引渡し式には、日本側から二等書記官、インドネシア側からヒラリー・ロスディアニ・バニュブニン・イスラム総合病院理事及びエフィ・エコ・スナルヤティ・ボヨラリ県保健局サービス部長などが出席した。
この支援は、供与額が約1,151万円となる、草の根・人間の安全保障無償資金協力「中部ジャワ州ボヨラリ県母子保健サービス強化のための医療機器整備計画」となる。具体的な支援内容は、日本国政府が供与した資金を用いて、バニュブニン・イスラム総合病院がポータブル超音波診断装置、患者モニター及び新生児用人工呼吸器をそれぞれ1台ずつ整備したものとなる。この支援の結果、年間約2,400人に上る地域の妊産婦への無償の訪問健診や講習が適切に実施できるようになったほか、重症新生児の入院受入れが可能となり、新生児死亡数も5分の1以下に減少するなど、整備された医療機材は、地域の母子保健サービスの向上に役立てられているとしている。