JICAがインドネシアで日本企業の水処理技術を紹介

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画像提供:JICA(汚染の深刻なチタルム川)
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独立行政法人のJICA(国際協力機構)は、日本企業の水処理技術紹介セミナー「世界一汚い川の水質改善に日本の技術を」をインドネシアで開催した事を発表した。

インドネシアの西ジャワ州を流れるチタルム川は、首都ジャカルタの多くの人々にも水を供給している貴重な水源である。しかしながら、このチタルム川の水質汚染が深刻化してきており、一部では「世界一汚い川」という評価をされてしまい、大きな社会問題となっていた。この汚染の原因の一つとして、排水基準を守っている工場が少ないことが問題視されており、ジョコ・ウィドド大統領はこの川の抜本的浄化に7年かけて取り組む構えであり、日本政府に対しても支援が要請されていた。そのため日本政府は、この要請を受けて支援を実施していく方針を決め、この支援の活動の一環としてセミナーが開催される事となった。

今回開催されたセミナーは、インドネシアの海事調整大臣府との共催という形で3月27日に実施された。このセミナーでは、プレゼンターとして登壇した日系企業6社等から日本企業の持つ排水処理技術が紹介された。JICAは、今後も政府間・民間ベースで協力しながら、チタルム川の水質改善という一つの大きなゴールに向かって進んでいく方針である。

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