オバマ大統領がフィリピンの麻薬売人殺害の現状を直接ドゥテルテ大統領に問う

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画像:ホワイトハウスのHPより
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アメリカのホワイトハウスは、9月6日にラオスで実施される東アジア首脳会議(the East Asia Summit)においてオバマ大統領が参加するとともに、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領に対してはフィリピン国内において麻薬売人などを殺害している現状に抗議する可能性がある事を発表した。

ホワイトハウスの発表によると、アメリカ政府ではフィリピン国内で発生している麻薬売人と麻薬常習者が殺害されている現状を強く懸念しており、犯罪加害者側である麻薬売人に関しても人権が守られるべきであるとしている。特に正当な司法手続きを得ずに殺害することは、冤罪にも関わらず殺されてしまう人が発生する可能性が高く、捜査の途中で殺害する事は極力止めるべきであるとしている。また、ドゥテルテ大統領が一般市民に対しても麻薬売人と麻薬常習者を殺害するように進めていることは、国際法に違反するものであるとしている。

オバマ大統領はこの現状を強く懸念していることから、東アジア首脳会議の際にドゥテルテ大統領に対して現状を問う可能性が強いと、ホワイトハウス報道官は述べている。報道官によると、フィリピンとアメリカは同盟国であり相互防衛条約を締結している友好国であり両国関係に問題は無いが、フィリピン国内の現状を放置する事が出来ないために、オバマ大統領が止む無く直接ドゥテルテ大統領にこの問題を確認するとしている。また、この際には南シナ海問題などの他の問題も直接話し合うとしている。

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