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日本の防衛省・自衛隊は、フィリピン海軍関係者に対して、艦船整備に関する能力構築支援を実施したことを発表した。
防衛省・自衛隊では、平素から継続的に安全保障・防衛関連分野における人材育成や技術支援などを行い、支援対象国自身の能力を向上させることにより、地域の安定を積極的・能動的に創出し、グローバルな安全保障環境を改善するための取組『能力構築支援』を実施している。
今回は、フィリピン政府に対しての『能力構築支援』が3月3日から7日にかけて実施された。実施場所は、海上自衛隊 横須賀造修補給所、第2術科学校、民間造船所となる。支援対象は、フィリピン海軍の5名となる。
今回の支援では、ガスタービン整備にかかる研修を行い、民間造船所の視察や定期整備中の「ゆうぎり」への乗艦研修を実施した。また、この支援は、フィリピン海軍の艦船整備能力向上の支援を通じて、フィリピン海軍の安定した艦船運用を実現し、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の促進に貢献するものともなる。