新日本電工がベトナムのレアアース事業会社をシンガポール企業に売却

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画像:新日本電工のHPより
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合金鉄や機能材料などを製造・販売する新日本電工株式会社は、ベトナムの100%子会社である「ベトナム・レアアース(VIETNAM RARE EARTH COMPANY LIMITED)」の株式全てをシンガポール企業に売却した事を発表した。

新日本電工の連結子会社である中央電気工業株式会社は、ベトナムでネオジム磁石メーカー等から発生する磁石加工屑を回収しリサイクルによりレアアースメタルを製造する事業を行うために、ベトナムに全額出資した法人を設立していた。しかしながら、レアアース市況が低迷しネオジム磁石メーカー自身の屑再利用が進んでいるという事業環境の変化が発生していた。平成26年度は9900万円の赤字、平成27年度は1億4700万円の赤字が発生しており、今後の業績改善も見込めないためにベトナムにおける事業を休止することを昨年の11月10日に発表していた。

しかし、シンガポールの「盛唐商事(SHENGHE RESOURCES(SINGAPORE) PTE. LTD.)」から、ベトナム・レアアース社の株式を取得したいとの申し出があったために、新日本電工は譲渡する事を決定した。

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