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ベトナム政府は、グエン・タン・ズン首相(Nguyen Tan Dung)の後任として、グエン・スアン・フック副首相(Nguyen Xuan Phuc)を昇格させることを発表した。
ベトナム政府の最高責任者となる総書記にはグエン・フー・チョン書記長が留任し、NO.2となる国家主席にはチャン・ダイ・クアン公安相(Tran Dai Quang)を昇格させており、No.4となる国会議長には、グエン・ティ・キム・ガン副議長を昇格させることから、これで上位4名の就任が正式に決定した。その他の閣僚に関しては、順次発表されていく予定である。
首相に就任したグエン・スアン・フック氏は、経済面での実権を握ることとなり、国営企業の経営改善、TTPへの対応、アセアン経済共同体(AEC)への対応、海外企業の誘致などの問題に対応していくこととなる。前任のグエン・タン・ズン氏が、経済面での一定の成果を残している事から、フック氏が前任者よりも成果を出せるか否かと注目が集まっている。フック氏は宣誓スピーチで「私は必ず国家と国民と憲法に従い、国家と国民のために割り当てられた任務を尽くすことを表明します。」と意気込みを述べた。