日本はベトナムの交通インフラ整備を円借款により支援

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日本の外務省は、ベトナムの交通インフラ整備などの支援を行うことを目的として、総額951億6,700万円を限度とする円借款4件を実施することを発表した。

ベトナムでは順調な経済成長が続いているが、更なる経済成長を行うには円滑な物流網を整備する必要があり、更なる交通インフラの整備が急務の課題となっていた。そのため、日本政府はベトナムの経済成長を促進させることなどを目的として、今回の支援が実施されることとなった。

今回の支援は、日本政府が以前から支援していた案件の継続案件となり、温暖化対策支援を含む以下の合計4件の円借款が実施される。

【案件1】
案件名称:南北高速道路建設計画(ダナン-クアンガイ間)(第三期)
英語名称:North-South Expressway Construction Project (Da Nang – Quang Ngai Section) (III)
金額:300億円
金利:年1.4%(コンサルタント部分は年0.01%)
償還期間:30年(10年の据置期間を含む)
案件概要:ベトナム南北高速道路網の一部である同国中部のダナン-クアンガイ間(全長約130km)において高速道路を建設する。

【案件2】
案件名称:ラックフェン国際港建設計画(港湾)(第三期)
英語名称:Lach Huyen Port Infrastructure Construction Project (Port) (III)
金額:322億8,700万円
金利:年0.1%(コンサルタント部分は年0.01%)
償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
案件概要:ベトナム北部のハイフォン市において、大型コンテナ船が入港可能な港湾を新たに建設するとともに、周辺基礎インフラの整備を行う。

【案件3】
案件名称:ラックフェン国際港建設計画(道路・橋梁)(第三期)
英語名称:Lach Huyen Port Infrastructure Construction Project (Road and Bridge) (III)
金額:228億8,000万円
金利:年0.1%(コンサルタント部分は年0.01%)
償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
案件概要:ベトナム北部のハイフォン市において新たに建設中の港湾へのアクセス道路及び橋梁の整備を行う。

【案件4】
案件名称:気候変動対策支援プログラム(第六期)
英語名称:Support Program to Respond to Climate Change (VI)
金額:100億円
金利:年0.3%
償還期間:40年(10年の据置期間を含む)
案件概要:財政支援と政策対話等を通じてベトナム政府における気候変動の緩和及び適応能力強化並びに気候変動に係る分野横断的課題への対応を図る。

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