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日本の防衛省・自衛隊は、ベトナムへ資材運搬車を譲渡したことを発表した。
防衛省・自衛隊によると、日ベトナム防衛装備品・技術移転協定に基づく初の防衛装備品の移転案件として、2024年7月に署名した中古資材運搬車の譲渡に係る細目取極及び防衛当局間取決めに基づく、中古資材運搬車2両のベトナム国防省への譲渡が、2024年12月23日に完了した。
譲渡された資材運搬車は、民間向けのゴム履帯のキャリアダンプを陸自仕様にしたタイプとなり、施設部隊のほか、普通科部隊にも装備され、築城資材や弾薬などさまざまな物資の運搬に活躍するものとなり、約2Tのつり上げ能力を持つクレーンを備え、小型軽量で大型トラックで運搬が可能なものとなる。製造は、(株)諸岡となる。
防衛省・自衛隊では、日本とベトナムとの間では、2023年11月の日ベトナム首脳会談において「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げされた日越二国間関係の下で、引き続き、防衛装備・技術協力のみならず、ハイレベル交流、能力構築支援や教育交流を進めていくことを表明している。