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日本の国土交通省は、ベトナムの物流産業を担う物流人材を育成するため、ホーチミン市交通大学にて物流集中講義を7月1日から9日にかけて開催したことを発表した。
国土交通省では、2015年より日ASEAN交通連携の枠組のもと、ベトナムでの物流人材の育成を支援している。今回は、公益財団法人SGH財団の協力のもと、佐川グローバルロジスティクス株式会社、SG佐川ベトナムより講師を招き、ホーチミン市交通大学の学生に対する、物流集中講義が実施された。
講義を実施した対象は、ベトナム・ホーチミン市交通大学の学生などの188名となる。講義を実施した場所は、ホーチミン市交通大学となる。講義では、国土交通省からは『日本の物流政策及びコールドチェーン物流サービスに関する取組について』が実施された。佐川グローバルロジスティクスからは『物流概論(SCM、3PL、調達物流、生産物流、販売物流、国際物流等)』『物流オペレーションの実技(5Sを意識した業務改善)』『物流施設紹介(Xフロンティア)』『学生によるベトナムにおける物流サービスの新規提案(ディスカッション)』が実施された。SG佐川ベトナムからは『ベトナムの物流事情、物流倉庫見学』が実施された。
国土交通省では、ASEANの物流分野の健全な発達を支援していくため、現地の優秀な物流人材の確保・育成が不可欠との認識の下、今後も官民連携による物流人材育成事業を引き続き実施していく予定である。なお、本年度中には、マレーシアにおいても講義を実施する予定である。