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国土交通省は、日本の下水道技術を海外に普及する取り組みの一環として、ベトナムで雨水管理のスマート化技術の実証事業を実施することを発表した。
今回の実証事業は、WOW TO JAPAN(驚くべき日本の下水道技術)事業として、海外諸国のニーズに適った日本の下水道技術の海外展開を推進するため、海外における実証試験を通じ、当該技術の有効性等を確認するとともにその普及活動を行う取り組みとして実施される。
実証技術名は、『雨水管理のスマート化技術』となる。実施都市は、ベトナム社会主義共和国ハイフォン市となる。実施者は、ベトナム国における雨水管理のスマート化技術に係る実証事業共同事業体(株式会社日水コン、北九州市上下水道局で構成)となる。実施内容は、都市化と気候変動により浸水被害が深刻化しているベトナムにおいて、降雨情報とマンホール内水位をクラウド型GIS に集約し、管理画面上でリアルタイム表示するシステムの有効性を実証する。また、大雨時に設定した警戒水位に達するとリアルタイムでアラートを受信し、下水道管理者が機動的に水防活動を展開できるほか、浸水原因の推定や効果的なハード対策の立案に活用できることも実証する。