日本・ベトナム間で初の官民連携、ラックフェン国際港が開港

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画像提供:JICA(ラックフェン国際港 コンテナクレーン)
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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、JICAが円借款で支援するラックフェン国際港の開港式が開催された事を発表した。

この円借款事業は「ラックフェン国際港建設事業」として、日本とベトナムの両国首脳間のリーダーシップにより決定・実施されたものとなり、日越間で初めての官民連携案件となるものである。このプロジェクトでは、下部の港湾、アクセス道路・橋梁等の整備は、円借款を活用し公共事業として実施しており、上部のクレーン等の設備整備や供用後の港湾の運営は日越台の合弁企業が担う「上下分離方式」で実施している。

13日に開催された開港式には、ベトナムのグエン・スアン・フック首相、あきもと司国土交通副大臣、梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使、JICA小中鉄雄所長などの約800人が参加した。ベトナムのフック首相は「日本政府と日本国民に感謝する」と述べ、あきもと副大臣は「日越外交関係45周年の記念すべき年に開港したことは意味深い。ラックフェン港の開港は、メコン地域にとって重要になる。引き続き質の高いインフラへの継続的な支援をしていきたい」との旨を述べた。

JICAとしては、この事業に対して2011年から今までに総額1,141.20億円の円借款供与締結契約を結んでおり、本邦技術活用案件として工期を短縮するための地盤改良工法や鋼管矢板井筒基礎等の日本の優れた技術を活用しインフラ建設を進めてきた。JICAは、今後もベトナムの社会・経済発展に貢献するため、運輸インフラ分野での協力に力を入れていく方針である事を表明している。

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