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在ベトナム日本大使館は、ハノイ医科大学において日本協力事務所の発足式が行われた事を発表した。
ハノイ医科大学では、日本との間における研究・技術協力、留学生交流、日本の協力による栄養学部設置、日本語教育プログラムなどの幅広い分野における協力を実施してきた。今後も日本との協力活動が進められていく見込みのため、ハノイ医科大学と日本との文化交流・教育・研究・医療サービスの発展を担う部署として、ハノイ医科大学内に日本協力事務所が発足される事となった。
日本協力事務所発足式で、ハノイ医科大学学長からは今までの日本からの多くの支援に対する感謝の意が述べられた。また、脳溢血で倒れた日本人の治療を行ったことが紹介され、在留邦人に対しては病気になった際には全力で治療をするため当院に来て欲しいとの旨が呼掛けられた。
梅田大使からは「ハノイ医科大学日本協力事務所の開設にあたり日本政府を代表してお祝いとご挨拶を申し上げます。今年8月にベトナムを旅行中に脳溢血で倒れた日本人を緊急手術して命を救って頂いたハノイ医科大学病院に感謝をします。現在の日本とベトナムの関係は非常に良好であり、国民レベルでも強い親近感が存在しています。この様な中で、今日の式典に日本から多くの方が参加されていることもハノイ医科大学と日本の交流の象徴であります。ハノイ医科大学は、日本とベトナムの懸け橋であるだけでなく、ベトナム医学の発展をリードする多くの有能な人材を輩出しており、心より敬意を表します。」との旨の挨拶が行われた。