トランプ大統領がベトナム首相と首脳会談、過去に囚われずに協力へ

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画像提供:ベトナム政府
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ベトナム政府とアメリカ政府は、ベトナムのグエン・スアン・フック首相とアメリカのドナルド・トランプ大統領がベトナム・アメリカ首脳会談を実施し、両国は経済・防衛分野における協力を大幅に強化する事で合意した事を発表した。

会談で両者は、過去の歴史に囚われずに未来に向かって協力していく事で合意した。貿易・経済分野における協力を深めていく事に合意し、ベトナム政府はアメリカ企業などから発電機や航空機などの製品を数十億ドル規模で購入する事にも合意した。

東南アジア地域(ASEAN)における地域情勢に関しても協議され、弾道ミサイルや核開発を進める北朝鮮や、南シナ海で強硬的な開発を進める中国への対応も協力して実施していく事で合意した。

南シナ海で開発を進める中国政府に対するアメリカ政府の立場としては、「他国と領有権を争う地域において軍事拠点を構築していく行動は緊張を高めるものであり、これらの行動は抑制する必要がある。アメリカは国際法に基づき航行が認められている地域に対しては、今後も航行を続けていく。」との見解が示された。

経済協力に関しては、コングロマリット企業であるGE(ゼネラル・エレクトリック)から、ベトナム政府が約55億ドルの発電や航空機のエンジンや関連するサービスを購入する事となった。建設機械などを製造するキャタピラーからは、ベトナム政府が発電機向けの技術の提供を受ける事となった。詳細は明らかにされていないが、ベトナム政府からは更なるアメリカ製の防衛設備の提供が要請された。

ベトナム戦争時の負の遺産として残っている、枯葉剤による土壌のダイオキシン汚染に関しては、今後も両政府は協力して解決していく事が約束された。

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