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日本政府は、日本NGO支援無償資金協力による「ラノーン県マングローブ林再生を通じた社会的弱者層生活向上プロジェクト」の支援を決定した。
在タイ日本国大使館によると、タイ国内の森林率は、1961年に53%あったが、現在では31%まで落ち込んだと言われている。その結果、洪水・土砂崩れ・地滑りなどの災害が近年相次いでおり、違法な土地利用のための伐採が森林率減少の主な原因の一つとされており、その背景にある貧困解消、植林や森林管理には取り組まなければ、問題の解決にはいたらないとしている。そのため、日本政府は、この問題を解決するための支援を実施することとなった。
今回の支援は、32haのマングローブ林の再生・造林をおこない、生活圏の防災・現在に寄与するとともに、環境改善によって漁業等既存の産業が発展することを目指すものである。また、海洋ゴミの問題にも取り組み、生物多様性の保全や教育・啓発を促進するものである。日本政府は、このプロジェクトに19,199,396バーツを支援する。