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日本の総合商社である双日株式会社は、シンガポールのICT/AIを活用した遠隔医療システムを提供するスタートアップ企業「テツユウ・ヘルスケア・ホールディングス」に出資したことを発表した。
テツユウが開発したシステムは、「日本の在宅医療のケアマネジメント」と「最先端のICT/AI画像診断技術」を組み合わせて開発され、シンガポールで提供が始まっているものである。医師・看護師・介護士・患者・家族との間でビデオ通話を介したオンライン診療を行い、患者の日常情報や医療記録をクラウド上で共有、AIによる皮膚症状画像の自動解析や治療プランの自動作成を行うことができる。糖尿病性皮膚疾患や褥瘡の治療を対象とし、日本での早期導入に向けても、東京大学の研究室や医療機関と実証実験中である。
双日は、保有するグローバルネットワークを活用し、日本のみならず、中国や東南アジア市場への展開を図っていく。また、プライマリーケア領域への進出、5Gを活用した「医療 x ICT/AI」へのビジネス機会の創出を目指してもいく。