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防衛省の統合幕僚監部は、シンガポールで7月22日から23日にかけて開催された第3回目となるデジタル・ディフェンス・シンポジウムに参加したことを発表した。
このシンポジウムは、各国国防当局関係者等がデジタル・セキュリティについて議論する場として2023年からシンガポールの南洋理工大学S.ラジャラトナム国際大学院とADMMサイバーセキュリティ・情報センターの共催によって開催され、パネルディスカッションや各国のバイ会談の機会が提供されている。
今回のシンポジウムには、防衛計画部長と指揮通信システム官(サイバー)が参加した。防衛省・自衛隊の参加は、ASEAN加盟国のみとされていた参加範囲が拡大されたことに伴って初めて参加した、前回第2回目に続くものとなる。
今回のシンポジウムにおけるパネルディスカッションでは、統合幕僚監部でサイバーを所掌する指揮通信システム官(サイバー)が代表して登壇し、「効果的なデジタル部隊の構築」をテーマに、防衛省・自衛隊の取組について発表するとともに、シンガポールや英国の登壇者との間で活発な議論を交わした。
なお、防衛計画部長は豪州、シンガポール、イギリス及びACICEの関係者と、指揮通信システム官はカナダ、オランダ及びシンガポールの関係者とそれぞれデジタル・セキュリティについて意見を交わし、今後の二国間の防衛協力・交流の資を得た。