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日本の海上自衛隊は、フィリピン海軍と親善訓練を1月6日に実施した事を発表した。
海上自衛隊の発表によると今回の親善訓練は、日本の海上自衛隊とフィリピン海軍との相互理解と友好親善を深め、海上自衛隊の戦術技量の向上を図る事を目的として実施されたものである。訓練が実施された場所は、スービック西方海域となる。日本側の参加兵力は海上自衛隊の第4護衛隊(護衛艦「いなづま」護衛艦「すずつき」)となり、フィリピン側はSULTAN KUDARAT(PS22)が参加した。訓練では、通信訓練、戦術運動、PHOTO EX等を実施した。
日本政府では、南シナ海問題に中国政府と争うフィリピン政府を側面から支援するために、巡視船の供与などの防衛協力を進めている。先月末には供与した2隻目の巡視船が就役しており、合計で10隻の巡視船を供与する事を予定している。また、フィリピン政府の海上警備能力を向上させるための協力覚書も締結しており、幅広い分野における防衛協力を今後も進めていく方針である。