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在フィリピン日本大使館は、バタンガス州バラグタス町において、「ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)」の枠組みで日本から拠出した425トンの米の配布式典が開催されたことを発表した。
開催された式典では、在フィリピン日本大使館からは経済公使と書記官が出席し、フィリピン側からはダンサル比国家食糧庁長官、プリバド社会福祉開発省局長、ディマウナハン・バタンガス州官房長官らが出席した。拠出された米は、タール火山噴火の被災者に配布される。
今回の食料支援を行った「ASEAN+3緊急米備蓄(APTERR)」は、東アジア地域(アセアン10カ国、日本、中国、韓国)における食料安全保障の強化と貧困の撲滅を目的とし、大規模災害などの緊急事態に備えるための米の備蓄制度である。この枠組みは、2002年のASEAN+3農林大臣会合で決定され、2019年には北部ルソン島を襲った台風11号及び台風12号の被災者支援として、560トンの米を日本から拠出していた。