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在フィリピン日本大使館は、日本政府が支援してきたフィリピンの新ボホール空港の整備が完了した事を発表した。
フィリピンのボホール州では、豊富な観光資源を生かした地域開発が進められるとともに航空需要が急増する一方であった。しかしながら、既存空港の拡張は困難な状況であるため、国際基準に適合する滑走路と旅客ターミナル等から構成される新たな空港が建設される計画が立ち上がり、日本政府はフィリピン政府にたいして「新ボホール空港建設及び持続可能型環境保全計画」として約150億円の円借款を供与して事業を支援してきた。
今回の支援事業では「エコ・エアポート」のコンセプトの下、日本の知見を生かしてターミナルビルに太陽光発電システムや高効率な照明・空調システムを採用し、周辺海域への濁水流出を防止するためのフィルターを設置する等の環境に十分に配慮した施設を整備した。開催された施設の供用式典が開催には、フィリピン政府からはドゥテルテ大統領・ツガデ運輸大臣等、日本政府側からは駐在大使等が出席した。式典では、ドゥテルテ大統領から日本への深い感謝の意が述べられた。