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農林水産省は、フィリピンにおける鳥インフルエンザの清浄性を確認したために、2018年9月20日付で、フィリピンからの家きん肉等の一時輸入停止措置を解除した事を発表した。
フィリピンでは、フィリピン国内の養鶏農場で平成29年8月11日に高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)の発生が確認されたため、フィリピン家畜衛生当局から国際獣疫事務局へ通報が行われていた。日本政府も、日本国内への鳥インフルエンザの侵入防止に万全を期するため、同年8月12日にフィリピンからの家きん肉等の輸入を停止していた。
その後のフィリピン政府は、国内における鳥インフルエンザの防疫措置等を実施しており、今回はフィリピン政府から日本に提供された防疫措置等の情報により、フィリピン国内の家きんにおける同病の清浄性が確認されることとなった。そのため、9月20日付けで一時輸入停止措置が解除されることとなった。
なお、日本のフィリピンからの家きん肉等の輸入実績は、2015年に2,670トン、2016年に1,487トン、2017年に855トンとなっている。