日立はミャンマーで変圧器製造の合弁会社を設立

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画像提供:株式会社日立産機システム(SEM社 ヤンゴン工場の様子)
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日立製作所の子会社で変圧器の製造を行う株式会社日立産機システムは、ミャンマーの変圧器大手ソー・エレクトリック・アンド・マシナリー(SEM)と7月7日に生産合弁会社の設立契約を締結したことを発表した。

経済成長が著しいミャンマーでは、企業・民間とも電力需要が急速に増加しているため、この需要を支える電力インフラの整備が早急な課題となっていた。ミャンマー政府も電力インフラの整備を行うため、高品質な変圧器などの変電・配電設備を整備するための様々な施策を実施していた。そのため、日立産機はいちはやくミャンマーに進出し、2012年からSEM社とアモルファス変圧器に関する技術提携を行い、技術面における協力関係を築いていた。今後も電力インフラ整備により変圧器などの需要が拡大すると見込まれているため、両社の協業関係を強化することを目的として、今回の合弁会社設立が行われることとなった。

新会社の日立SEMでは、SEM社の変圧器事業を引き継ぎ、ミャンマーにて電力・配電用変圧器を中心とする送配電機器の設計・製造・販売・据付・保守を行う。日立産機とSEM社は、今後、ミャンマー投資委員会に投資許可を申請し、2016年3月までの営業開始を目指す。現在のSEMの従業員数は約400人だが、5年後に合弁会社で約1,000人の体制とする予定である。

日立産機システムとSEM社は、今後は日立SEM社を通じてミャンマーの電力インフラ整備に貢献していくことを表明している。

【日立SEM社の概要】
商号:Hitachi Soe Electric & Machinery Co.,Ltd.
本社所在地:ミャンマー ヤンゴン市
資本金:USD45,000,000(出資比率:日立グループ 51%、SEM社 49%)(予定)
事業内容:電力・配電用変圧器などの設計、製造、販売、据付、保守
従業員数:約400名(設立時予定)

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