河野外相が生配信、ミャンマーや韓国外相とのやり取りを紹介

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画像:外務省より
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河野太郎外務大臣は、6月19日にYoutubeとニコニコ生放送で、外務大臣で経験した様々な体験と一般視聴者などからの質問に答える生配信を実施した。

この生配信は1時間にわたって実施され、河野外相が外務大臣に就任した後の体験を述べつつ、一般視聴者などのチャットによる質問に答える形で進めた。今回の配信では、G7の際に問題として取り上げられているミャンマーのロヒンギャ問題やASEAN会合などで韓国外相と交流を深めた体験などを述べた。

ミャンマーの問題は「ミャンマーは、ようやく軍事政権から民主化したわけですね。アウンサンスーチーさんがリーダーになって、その長かった軍事政権から民主化へきた。やっぱり日本としては支えていきたいと思っている。G7の外務大臣会合にいくと、必ずミャンマーが問題になって、欧米対日本みたいな感じになります。去年のG7の時は、結構きつくて、共同声明を事務方で打ち合わせするんですけど、ミャンマーの部分だけは、事務方ではどうにもならないから、外務大臣同士で直接やってくれっていう話になって、それで向こう側の代表が(イギリスの)ボリス・ジョンソンだったもんですから、ボリス・ジョンソンと私でこのミャンマー問題をそのG7の外務大臣会合の共同声明に、どう書き込むかっていうことをやったんです。ボリスは、国連の調査団を送り込ませろというので、ちょっと待ってくれよと、ミャンマーの多数派の仏教徒からしてみると、なんとなく国連というのは来るたびにイスラム教徒の肩を持つっていう印象があって、必ずしも国連というのがミャンマーで受け入れられているわけではなくて、その多数派の仏教徒の人がそう思っている時に、その上にのっているアウンサンスーチーが、いきなり、はいそうですか、というわけにはなかなかいかないよと。アウンサンスーチーが倒れちゃったら、また軍事政権に戻っちゃう可能性もあるから、そこは少し支えないといけないから、ちょっとしばらく待ってくれと話しました。それで、いつまで待つんだ、と言うので、その1、2カ月後がサミットだったので、サミットまで俺に時間をくれとという話をして。ボリスは分かったとサミットまでお前に預けると言ってくれたので、そこからミャンマーに少し透明性を高める必要があるとか、ミャンマーの言い分も分かるけど、国際社会にちゃんと説明をする必要があるんだということを言いましたら、スーチーさんは、それじゃあ国連の調査団じゃなくて独立した第三者会みたいな調査団を作って、それで調査をさせる。ついては日本の委員を一人入れたいというので、それはやってくださいということで、きちゃんとやれたので、サミットの時には、ミャンマーの試みを応援するという文面になっています」との旨を述べた。その後に「G7に行くと、日本だけアジアなものなので、何となくアジアの価値観みたいな、アジアにはアジアのやり方があるぜ、と言うのは日本が言わないといけないのかなという風に思っています」との見解も述べた。

アセアンに関しては、「8月3日に外務大臣になって、すぐマニラのアセアンの会合へ行ったんですけど、外務大臣だけが夕食会に入れるその前にちょっとカクテルの時間というのがあって、みんな飲み物を持って外務大臣が雑談をする場というのがあるのですが、その時に、(ロシアの)ラブロフ外相と(中国)の王毅外相というベテランが真ん中にいて、みんなが周りを囲っていて、私はまだなって数日だったので、なんとなく飲み物を持って壁際でオロオロしていたら、もう一人壁際でオロオロしている人がいて、それが韓国の康京和(カンギョンファ)外交部長官で。彼女はもうちょっと前でしたけど、彼女もわりと新米で。あの4月の新学期が始まった時に転校生が二人入ってきましたみたいな、転校生同士仲良くなりましたみたいな感じで。お互い会議の時に助け舟を出し合ったりとかって。康京和外交部長官とは、多分、一番外相会談をやった回数が多いのも、康京和長官だと思います」との旨を述べた。この話を聞いていた視聴者からは、「同期みたいなものか?」という質問が行われており、河野外相は「同期みたいなもんなんでしょうね」との旨の見解を示した。

河野外相は、今後も生配信を月に一度のペースで実施していく方針である。

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