マレーシアでヒンズー教の象徴的な祝祭タイプーサムが開催される

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マレーシアでは国教がイスラム教であり国民の61%がイスラム教を信仰しているが、仏教(20%)・キリスト教(9%)・ヒンドゥー教(6%)を信仰する人達も存在している。このヒンドゥー教を信仰する人達による、ヒンズー教の象徴的な祝祭タイプーサム(thaipusam)が2月3日にマレーシアの各地で実施された。

タイプーサムとは、ヒンドゥー教徒が半円形のカバディ(Kavadi)と呼ばれる儀式用具を担いでヒンズー寺院に参拝する儀式である。儀式用具を担ぐ際には、人によってはお腹や顔や舌などの体に長く太い釘を刺し儀式用具を固定している。針を体に通すときには基本的に麻酔を使用しないため激痛に耐える必要がある。教徒達は、罪を払い寺院に向かう道を清めるためにも地面にココナッツを叩きつけて割ることも実施する。
このタイプーサムの起源は諸説あるが、ヒンズー教の主教シヴァ神の息子ムルガ神が魔王を倒した日を祝うというのが、主流の説である。

マレーシアのナジブ大統領もこのこのタイプーサムに参加し「ヒンドゥー教徒の生き生きとした姿を見れて嬉しいです。マレーシアでは様々な宗教のイベントが行えるため、今後も各宗教間での調和をとり平和に暮らせるように努力していきます。」とのコメントを発表している。

Photo credit:Licensed under CC BY 2.0 via Wikimedia Commons – http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Thaipusam8.jpg

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