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日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、ラオス政府との間で、世界遺産を有するラオス北部のルアンパバーン市において上水道施設の拡張を行う無償資金協力「ルアンパバーン上水道拡張計画」に関する贈与契約を締結したことを発表した。
今回の支援は、「ルアンパバーン市上水道拡張計画」として、19億2,200万円を限度とする無償資金協力により、50ヵ月にわたって実施される予定である。具体的に実施される事業内容は、ナムカン浄水場における取水施設の更新、浄水施設の新設・更新、送水施設の更新、排水処理施設の新設、電気設備の整備と、配水管の延長、消火栓の新設、給水管の切替、送水管の延長、配水池の新設、モニタリングシステムの新設の整備、の予定となる。また、コンサルティング・サービスとして、詳細設計、入札補助、施工監理、ソフトコンポーネントとしてルアンパバーン県水道公社の関係職員に対する浄水場運転維持管理、配水管理の指導、も行われる予定である。
JICAとしては、今回実施する事業に加えて、技術協力プロジェクト「水道事業運営管理能力向上プロジェクト」、草の根技術協力「水道公社における上水道管路維持管理能力向上支援事業」なども実施しており、今後もラオスの水環境整備を包括的に支援していく方針である。