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インドネシア空軍は、インドネシア高速鉄道計画に従事していたとみられる中国人作業員が、許可無く東ジャカルタのハリム空軍基地に侵入し採掘作業を実施していたとして逮捕した事を27日に発表した。
インドネシア空軍の発表によると、逮捕された作業員は26歳から48歳の5名となる。この作業員は、鉄道を建設するために両国の国営企業が設立した「インドネシア・中国高速鉄道会社(KCIC)」企業の下請け社員となり、2人のインドネシア人も共に作業を実施していた。5名の服装が作業服ではなく、軍服とみられる服装をしており極めて怪しく、身分証を所持していない者もいたために、逮捕される事となった。
逮捕された5名は取り調べに対して、「私たちは地質調査を行うために必要な土壌のサンプルを取得していた。正当な作業をしていただけであり軍事目的などの作業では無く、そもそも作業していた場所が空軍施設であるとの認識はなかった。」との旨を主張している。この5名の取り調べは現在も続けられており、状況によっては国外退去を言い渡される可能性も出てきている。
建設を担当するインドネシア・中国高速鉄道会社は、地元メディアからのインタビューに対して「逮捕された人は我が社の社員ではない。」と回答している。また、地元メディアの分析によると、今回の騒動はインドネシア政府側が建設に必要な土地を企業側に提供する際に、適切な指示・対応が出来ていないために発生した騒動ではないかと分析している。
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