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日本で教育事業や出版事業を営む学研ホールディングスは、自社のグループ会社の医学・看護専門出版社である株式会社学研メディカル秀潤社が、インドネシアの医療人材育成事業に進出することを目的として、インドネシアに現地法人を設立したことを発表した。
インドネシアの医師・歯科医師達は、都市部で開催されるセミナーや講習会などに参加することにより、一定数のポイントを取得する形で、5年に1度の免許更新を実施していた。しかしながら、多数の島から構成され東西に長い国土をもつインドネシアでは、この都市部への移動が地方に在住する医師達には多大は時間と費用の負担を迫ることとなり、早急な対応が求められていた。
これらの問題を解決するために株式会社学研メディカル秀潤社は、南スラウェシ州医師会・歯科医師会、 ハサヌディン大学医学部・歯学部との協力を得て、日本の看護師を対象に行っているインターネット教育支援サービスを活用し、インドネシアの南スラウェシ州マカッサル市に事業会社「PT.GAKKEN HEALTH AND EUCATION INDONESIA」を設立し、医師・歯科医師を対象にeラーニング事業を展開していくこととなった。
学研ホールディングスは、今後もインドネシアにおける事業拡大を図るとともに、インドネシアの医療の向上・底上げに貢献していく方針であることを表明している。