インドネシア大統領はプーチン大統領に感謝の意、露尼首脳会談

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画像提供:ロシア政府
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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とインドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、ロシア・インドネシア首脳会談(露尼首脳会談)を実施し、インドネシア大統領はプーチン大統領にありがとうございますとの感謝の意を伝えた。

会談でプーチン大統領は、ジョコ大統領が大統領として初めてモスクワを訪れたのは今回のこととなり、この機会を設けてもらったことに感謝の意を伝え、「両国関係」「世界食料市場における混乱」「インドネシアや他の友好国への肥料提供」「ウクライナ情勢」などに関して述べた。

「両国関係」に関しては、インドネシアはロシアにとってのアジア太平洋地域の主要なパートナーの1つであることを強調し、両国関係はお互いにとって有益であり、友情と相互援助の長年の伝統に基づいて着実に発展しているとした。また、エネルギー会社を含む多くの会社がインドネシアで事業を行っており、原子力産業の発展に関心があるとした。また、モスクワとリゾート地であるバリとの間の直行便を再開することに関しても、話し合っているとした。

「世界食料市場における混乱」に関しては、この混乱は一部の地域における長年にわたる無責任なマクロ経済政策やコロナウイルスのパンデミックであるはずが、西側諸国は経済政策が誤った方向に進んだことを認める代わりに、ロシアとベラルーシの肥料供給に制限を課し、ロシアの穀物の世界市場への輸出を妨げるなど、世界の食糧事情をさらに不安定にしていると批判した。

「インドネシアや他の友好国への肥料提供」に関しては、ロシアはインドネシアや他の友好国の農業生産者に、窒素・リン・カリウム肥料とそれらの生産のための原材料の需要に完全に応える準備ができており、ロシアとしてはこれらの重要な商品供給に関するすべての契約上の義務を誠実に履行し続けるつもりであるとしている。

プーチン大統領は、結論として、今回の会談が設けられたことに対してジョコ大統領に感謝の意を伝え、ロシアとインドネシアの多面的なパートナーシップはさらに促進されると確信しているとした。

インドネシア共和国のジョコ・ウィドド大統領は、プーチン大統領がモスクワで迎えてくれたことに感謝し、平和と人類に関連する問題は常にインドネシアの外交政策の優先事項であったとし、そのためウクライナのキーウとロシアのモスクワへ訪問しており、プーチン大統領にゼレンスキー大統領のメッセージを渡し、2人の指導者間の連絡を確立するのを手伝う準備ができているとの旨を述べた。そのうえで、プーチン大統領がロシアはロシアだけでなくウクライナからの食料と肥料の供給の安全を保証していると言ったことに感謝の意を述べた。結論としては、インドネシアは戦争をできるだけ早く終わらせ、食料・肥料・エネルギーのサプライチェーン即時回復を行う思い以外には何の関心もないと述べ、プーチン大統領に対して、ありがとうございますとの感謝の意を伝えた。

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