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海上保安庁は、巡視船みずほが海賊しょう戒から帰港することにともない、15日に入港式を開催する予定である。
海上保安庁では、平成12年から海賊対策として東南アジア周辺海域に巡視船を派遣している。インドネシア周辺海域を含めた東南アジア周辺海域では、昨年1年間に56件の海賊など事案が発生しており、コロナ禍にあっても同事案への対処の取組を沿岸国とともに継続していく必要があるため、今年も派遣されることとなった。
派遣された巡視船は、第四管区海上保安本部の名古屋海上保安部所属の「巡視船みずほ」(総トン数6,000トン、ヘリコプター2機搭載型)となる。実施した連携訓練などは、『日本関係船舶等との官民連携海賊対処訓練』『日本・フィリピン・インドネシア三国合同油防除訓練(MARPOLEX2022)』『SAPPHIRE(サファイア)22 2022年第2回日米海上保安機関合同訓練』となる。
『日本関係船舶等との官民連携海賊対処訓練』は、伊勢湾南方海域において、海上保安庁、株式会社商船三井及び民間船舶などにおける海賊発生情報の伝達経路を確認するとともに、日本関係船舶の海賊被害の防止及び迅速な救助体制の確立を目的として、連携訓練を実施していた。
『日本・フィリピン・インドネシア三国合同油防除訓練(MARPOLEX2022)』は、インドネシア(マカッサル沖)において、フィリピン及びインドネシアの海上保安機関との協力関係促進及び油防除対応能力の向上を図るため、合同訓練を実施していた。
『SAPPHIRE(サファイア)22 2022年第2回日米海上保安機関合同訓練』は、米国グアム沖合において、米国沿岸警備隊との連携・協力の強化のため、薬物密輸容疑のある外国漁船の取締りを想定した合同訓練を実施していた。