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独立行政法人の国際協力機構(JICA)は、インドネシア初の地下鉄事業となるジャカルタの南北を結ぶ都市高速鉄道システムを建設するプロジェクトにたいして、約700億円の円借款を実施する事を発表した。
この事業は、交通混雑が深刻なジャカルタ首都圏で、インドネシア初の地下鉄事業となるジャカルタの南北を結ぶ都市高速鉄道システムを建設し、増加する輸送需要への対応・交通混雑の緩和や投資環境の改善や環境負荷の軽減を目的とするものである。この事業に対する円借款には、本邦技術活用条件(STEP)が適用され、土木工事では日本企業が得意とする泥土圧シールド工法が活用され日本の車両や信号システムが導入される予定である。
今回の円借款は「ジャカルタ都市高速鉄道事業(フェーズ2)(第一期)」として700億2,100万円を限度とした貸付契約により実施される。今後の事業実施スケジュールは、コンサルティング・サービス(施工監理等)にかかる招請状送付予定時期が2019年1月、本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示が2019年2月、完成は2025年6月を予定している。