日本とインドネシアは水質改善・水銀研究等の環境分野の協力深化

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画像:共同声明より
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日本の環境省は、インドネシアとの間における環境分野の協力を進めるために『第2回日本・インドネシア環境政策対話』などの会合をインドネシアで開催した事を発表した。

これらの会合に参加するため、武部環境大臣政務官が8月5日から8日までインドネシアに出張した。政務官は現地で『第2回日本・インドネシア環境政策対話』『第3回日本・インドネシア廃棄物発電推進合同委員会』『環境林業省環境管理センター(EMC)25周年記念シンポジウム』に参加するとともに、インドネシア政府要人との間における意見交換を実施した。

『第2回日本・インドネシア環境政策対話』では、「チタルム川の水質に関する協力」「水銀管理」「医療廃棄物・廃棄物管理」「ASEAN+3、G20に向けた協力」「その他(国立公園の活用、湖沼管理)」を議題として意見交換などを実施した。その結果、チタルム川水質改善に関する協力事項等を盛り込んだ共同声明を発表した。

『第3回日本・インドネシア廃棄物発電推進合同委員会』は、インドネシアにおける廃棄物発電の推進のために、昨年9月に設立した両国の合同委員会により開催されたものとなる。今回は、西ジャワ州で進められている廃棄物発電プロジェクトへの日本からの具体的な協力を表明するとともに、インドネシア各都市における進捗状況や同国大統領令に基づく廃棄物発電の導入促進等について議論した。

『環境林業省環境管理センター(EMC)25周年記念シンポジウム』は、日本の無償資金協力により環境モニタリングシステムの構築・環境情報の収集・分析・提供・政府職員等の研修を行うことを目的に設立されたセンターが、25周年を迎える事に伴い開催された記念シンポジウムである。シンポジウムには両国関係者が出席し、水俣条約に基づくインドネシア国内の取組を達成するための「水銀研究・モニタリング委員会」の発足が発表された。

インドネシア政府要人との意見交換は、ルフット海洋調整担当大臣との間において、チタルム川水質改善に関る協力・廃棄物発電・海洋プラスチック問題などの連携に関しての意見交換を実施した。アグス国家調達庁長官との間における意見交換では、廃棄物発電導入促進に関しての意見交換を実施した。西ジャワ州のモハマド知事代行との間における意見交換は、廃棄物発電導入促進・チタルム川の水質改善等に関しての意見交換を実施した。

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